ヴィデオレッスンへの思い
このヴィデオレッスンとは、皆さんから送られてきた動画ではなく、YouTubeで限定配信している私の動画に関する事です。
いきなりですが、ここから、かなり話が逸れていきます。
私は、昔から、より良い指導が出来ればと、いつも考えてきました。
それで、パソコンを購入して、楽譜を打ち込むことをずっと望んでいましたが、最初に購入したNECのPC-8001では、何の役にも立ちませんでした。
多少なりとも役に立ったのは、とある友人の海外滞在中、いわゆるマックを預かり、プリントアウトした見栄えは良くなかったものの、なんとか楽譜の打ち込みが出来る様になりました。
1994年に、合奏科Bクラスを引き連れて、松本の夏期学校に参加し、コンサートで演奏した時には、その楽譜が役立ちました。
その後、市販の楽譜に近い状態の見栄えでプリント出来るソフトにたどり着き、色々な楽譜を打ち込んできました。
全国の先生方は、意外とそういう作業は好まれず、全国区の行事である「グランドコンサート」や「指導者研究会」で使う楽譜を打ち込む作業を、沢山依頼されました。
大変だったのは、チャイコフスキーの弦楽セレナーデの第3ヴァイオリン(ヴィオラをト音記号に)やヘンデルのハレルヤコーラスの、オリジナルにフルートだけ加えたスコア等々です。
個人レッスンにも生かせるようにと、「練習の手引き」的な物も作りました。でも、全曲を予定していましたが、指導曲集の改訂という大きな出来事で、挫折してしまいました。
挫折したものの、会員専用ページにある「練習の手引き」はその穴埋めのつもりでアップしています。
当初はプリントアウトして、教室に置いていましたが、HPに載せることで、改訂作業も楽になりました。
最近では、口頭では解ってもらいにくい内容に関して、生徒さん個別に練習用の楽譜を打ち込むこともあります。
先日、音大を出た人にそんな話をしたところ、それは、指導者としての義務をあまりに超越しすぎで、やり過ぎと言われました。
さて、このような流れの中で、何か形としてレッスンに役立つ物をと考えていたのが、動画配信です。
ということで、これまで8本の動画をアップしましたが、イメージだけで、台本も作らずに撮影するので、なんとも不十分な物ではあるのですが、気持ちは汲んで頂けると思います。
どれも、何度も見て頂きやすいように、短い動画にしています。また、毎回1曲選んで、ピアノ伴奏を流しています。是非活用して下さい。