ごあいさつについて
生徒さんには、レッスンの最初に「お願いします」、終わりに「ありがとうございました」と言っていただいています。
ある先生は、お互いにお辞儀だけをして、そういうことを言わせないと聞いたことがあります。理由は、一緒に勉強させて頂くのだから、「お願いします」「ありがとうございました」では無いだろうとの考え方です。
私は、この考え方は間違っているとおもいます。
私は、私に感謝してもらいたくて、そのようなご挨拶をして頂くのではありません。
誰かに、何かをお願いするときは「お願いします」、感謝するときは「ありがとうございました」と言える人になってもらいたくて、実行して頂いているわけです。などと書かなくても、皆さん理解しておられると思いますが。
大前研一氏は「宵越しのメールは持たない」と書いておられます。つまり、メールへの返信は、翌日に持ち越さないということですが、私自身、気をつけ、実行するように努力しています。都合の悪い項目には、返信してくれない人も居ます。だからこそ、自分にとって、どんなに都合の悪い質問でも真摯に受け止めて、返信するように努めています。
未だに、メールの不達や、遅延が見られます。相手を不安にさせないために、「見ました」とだけの返信も必要だと思います。加えて、回答の必要なメールには、すぐ回答出来る人になって欲しいと思っています。
東日本大震災の時は、実は何も出来ないのですが、機会があったので、バッハのアリアを演奏しました。せめて、そんな風に形を表すものだと(そんなことしか出来ないことに歯がゆさもありますが)生徒さん達には知って頂きたいと願っています。