コンサートの思い出

今日は、2017年11月20日の、スズキメソード京都の弦楽団のコンサートでの、バッハのゴルトベルク変奏曲(TU氏編弦楽合奏版)を聴いて、懐かしい演奏を思い出していました。
選曲に関しては、他の先生方とは、しばしば意見が合わないことが、ありました。
A先生「モーツァルトの嬉遊曲、K.136はどうかな?」
私「K.136は前にもやりましたよね?K.138はどうですか?」
A先生「指導者はやったことがあるかも知れないけれど、今のメンバーにとっては、K.136は初めてだから」
私の心の声「K.138もは先生にとって初めてで、生徒にとっても初めてなので、生徒にとっては同じ事では無いのかな。」
それはともかく、新曲へのアンテナを張り巡らしていて、同年4月頃、友人と食事をしているとき、チェリストのTU氏がバッハのゴルトベルク変奏曲を弦楽合奏用に編曲されたとの話を聞きました。その場で同氏と電話でお話をし、私の指導している合奏団で、11月のコンサートに演奏させて欲しいとお願いしました。
アンサンブルをしていて、バッハを演奏出来るということは、言わば特権です。でも意外(?)と弦楽合奏で演奏出来る曲数は多くありません。それに、1時間以上かかる曲は皆無です。
ずっと以前、ゴルトベルク変奏曲は、別の先生からご提案を受け、早速、2種類ほど出版されていた弦楽合奏版を購入しましたが、ほんの数曲の版で、ピンときませんでした(シトコヴェツキー版はまだ出ていなかったと思います)
練習は、1曲1曲は長くは無いものの、新しい宇宙の探検のような感じで、大変でした。
エキストラに予定していた方が、直前に入院され、急遽、代わりの方をお願いするということもありました。
加えて、書いておきたいこととして、メンバーが自主的にパート練習をしてくれました。(もっとも、メンバーは知らないと思いますが、私が指揮者になる前は、私が招集してパート練習をしていましたが。)
そのお陰もあって、良い演奏が出来たと思っていますが、とある人の評価は、「パート練習をしなければいけない位、酷い状態と聞いていたけれど、なかなかましな演奏でしたね」
これまた、指揮者はそんな評価を聞かされて、極めて不愉快な思いをしたことをメンバーは知らないと思います。
再度、このような規模の曲が出来るまでには時間がかかりそうです。でも、私の年齢では、もう無理でしょうね。
お声がけ下さる方がおられたら、トリオ版でも取り組んでみたいとは思っていますが。

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